創業・・・情熱と苦しみ

株式会社ジェイドは、今でこそ資本金1000万の株式会社として法人格としては大人の仲間入りを果たしていますが、 一夜城で順風満帆にここまでたどりついたわけではありません。

その道のりは時に険しく雪山を登るようなことの連続でした。かすかに見える頂上へたどりつくことを心の支えに一歩一歩登ってきました。 私は創業の年には、自分の命を運命にゆだねる気持ちで、全てのエネルギーを注いだ記憶があります。 本当の夢中とは後々振り返った時に使える言葉です。大企業も中小企業も成功して生き残っている会社は、 全てこういった夢中の時、苦しみの時、エネルギーの全てを注いだ時を経て今日をむかえています。

一緒に働くことになるかもしれない社員、従業員の方には、こういった会社の中での温故知新に想いをはせ、その上で挑戦、 開拓をしていってほしいと願っております。そうすると愛社精神が湧いてきます。何故なら成功する人は100%愛社精神が強いからです。

成功・・・自信と絆

希望

 

創業から1年。会社は加速度的に発展をし始めました。私は従業員を信じ、従業員も私を信じてついてきてくれました。 夢や到達点を共有しました。経営者、従業員という形式上の違いはあっても、「気持ちは全員が経営者」「自分が経営者だったら」こんな意識を共有して進み続けました。 喜びも苦しみも共に分かち合い進み続けました。社員が一人二人と増えていき、先輩は後輩を教育し、今でもこういう社風が根底に流れています。

私の人生の目的は、「社員、従業員の人生を守ること、生活を守ること、そしてやがては持つであろう社員の家族の生活を守ること」

そのために取締役とともに結果として会社を成功に導くための経営判断をし、 進むべき方向や共有する意識の高さや行動するスピードを示していくことが現在の私の仕事です。

「結果だけが評価される」そういつも自分に言い聞かせて自分の中から「依存心」と「甘え」を取り除くように心がけています。 ですから社員も「結果主義」を「共有」しています。みんなで生きていくために。

発展・・・夢と希望

発展

 

学習塾事業においては安定期に入り、少子化の中にあっても健全な経営をしております。
生徒を増やしたければ”神がかりなくらい生徒全員の成績を伸ばすこと”。そのノウハウが完全に社内に構築されたからです。 ですから、大量のチラシを撒くようなことは現在は必要ありません。社内モットーは”チラシを巻く暇があったら成績を上げよ”です。 すなわち、”足元を見よ”ということです。

また2011年度には、介護事業所(地域密着型介護デイサービス)を設立しました。
介護事業は「市場がよい」という理由で事業をしてはいけない公的ビジネス(公的介護保険制度ビジネス)と位置づけています。 それくらい現場の状況の現実はすさまじく理想論だけでは語れない世界だからです。
三十ケ所くらいの介護事業所や施設を人脈を頼りに見て回りましたが、 私は逆に「現実を見たからこそ介護事業をやりたい」と深く感じるようになりました。また、民間企業としてサービス業として勝ち抜いてきた私たちなら、 もっと質の高いサービスを提供できるということを確信しました。
現在では多くの地域の高齢者の皆様にご利用いただいております。

2016年には福祉事業(放課後等デイサービス)を設立しました。福祉事業を純粋に事業と位置付けて運営している方々がたくさんおります。もちろんそのことも理解ですます。障害児福祉について、多くの情報を得たり、さまざまな事業所の見学もしました。しかしながら、発達障害のお子様のその純粋な表情の奥にある深い悲しみや傷をどれだけ「自分の子どものように」「自分の兄弟のように」感情のレベルで共有共感している事業所は少ないという現実を知りました。

また、子育ては大変であることは同じですが、発達障害のお子さんの子育てにおいては周囲の精神論やかかわり論の言葉がけが、親御さんの心を深く傷つけ心を閉ざしてしまうことが多いということにもたどりつきました。
「精神論やかかわり論や愛情論だけでは解決できない器質的な要因」がなかなか世の中に認識されていません。親御さんは愛する自分のお子様のために震えながら勇気を振り絞ってヘトヘトになりながらもあらゆる人や機関に相談し、良いということを耳にすればなんでもやってきています。ちょっとした周囲の一言さえも親御さんを傷つけてしまう非常に深く繊細な事業が福祉事業であるということをスタッフ一同が共有認識のもとに、お預かりしたお子様が社会の中で少しでも自分の足で歩けていける事業所作りを今後もしていく所存です。

2019年には障害者就労支援事業所(就労継続支援B型)を設立しました。放課後等デイサービス事業を通じて様々な発達障害、精神障害の方の就労支援の必要性を強く感じました。いわゆる作業所に通われる利用者の方々にとって、最適な就労支援や承認のストロークを通じて楽しく、居場所感を感じられ、そこから次のステップへと進んでいける事業所を目指していきたいと考えています。

代表取締役会長 古島裕
代表取締役会長 古島裕